台風が近づくと、
「窓ガラスが割れないか心配…」という声をよく耳にします。
特に雨戸やシャッターを閉めるべきかどうか、
迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、最新情報をもとに
台風時に窓ガラスが割れる確率や原因、効果的な対策について
2回に分けて、わかりやすくご紹介します!
台風で窓ガラスが割れる確率と主な原因
台風の「風圧」でガラスが割れる確率は?
結論から言うと、
台風の風圧だけで窓ガラスが割れる確率は非常に低いです。
一般的な住宅用の窓ガラスは、
ある程度の風圧に耐えられるように設計されており、
風速50m/s程度では割れないとされています。
ですが、60m/sを超えるような「猛烈な台風」の場合、
ガラスの種類や劣化具合によっては破損の可能性もゼロではありません。
実際のリスクは「飛来物」にあり
最も多い破損原因は、
強風で飛ばされた物がガラスにぶつかるケースです。
たとえば…
- 屋根瓦
- 看板や木の枝
- ベランダの植木鉢や物干し竿
このようなものが風に飛ばされ、
窓にぶつかることでガラスが割れることがほとんどです。
特に風速35m/s以上になると
飛散物の速度と破壊力が急激に増します。
▶関連記事「台風前に片づけたい!ベランダの飛来物チェックリスト」
風圧で割れるとしたら、どのくらいの条件?
たとえば、厚さ3mmのガラスの場合、
瞬間風速60m/s(=約2,196N/㎡)の圧力で破損する可能性があります。
しかし、これはかなり特殊な状況です。
通常の台風でここまでの風速になることは稀なので、
「風でガラスが割れる」ことはまれだと考えてよいでしょう。
ガラスが割れた時の二次被害とは?
ガラスが割れてしまうと、
それだけで済まないのが台風の怖いところです。
- 鋭い破片でのケガ
- 強風が室内に吹き込み、家具や家電が破損
- 室内の気圧が変化し、屋根が吹き飛ぶリスク
特に風が一気に家の中に入り込むと、
建物全体の構造にダメージを与える可能性もあります。
・割れたときに備えてカーテンを閉めておく
・家具はガラスから離れた位置に配置する
・ガラスフィルムで破片の飛散を防ぐ
▶関連記事「窓が割れたときの応急処置とやってはいけない行動」
まとめ
ここまででお伝えしたように、
窓ガラスが割れる最大の原因は「飛来物」です。
そして、その対策として有効なのが
「雨戸」や「シャッター」の活用です。
しっかりと備える意識が整います。
ご家族やご自宅を守るためにも、ぜひご確認ください!
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