年賀状は、新しい一年の始まりに気持ちを伝える大切なあいさつです。
子どもが書く年賀状には、丁寧な言葉よりも、まっすぐな思いやりとかわいらしさがあります。
この記事では、子どもでも書きやすい年賀状の基本構成とマナー、そして相手別の例文をたっぷり紹介します。
先生・祖父母・友達など、どんな相手にも使える“そのまま使える文例集”を掲載しているので、初めての年賀状づくりにもぴったりです。
親子で楽しく書ける年賀状で、新しい年をあたたかくスタートしましょう。
子ども向け年賀状とは?かわいくて心のこもった挨拶を届けよう

子どもが書く年賀状には、大人にはない素直さやあたたかみがあります。
この章では、子どもが年賀状を書く意味と、その楽しさについて見ていきましょう。
年賀状の意味と子どもに書かせるメリット
年賀状とは、新しい年の始まりに「ことしもよろしくお願いします」と気持ちを伝えるあいさつ状のことです。
手書きで書くことで、送り手の思いやりが自然と伝わります。
子どもに年賀状を書かせることで、文字を書く練習になるだけでなく、人に感謝を伝える経験にもつながります。
自分の言葉で気持ちを伝える力を育てられるのも大きな魅力です。
| メリット | 説明 |
|---|---|
| 文字を書く練習になる | 書くことに慣れていない子でも、短い文で楽しく学べます。 |
| あいさつの習慣が身につく | 礼儀正しく人に言葉を伝える練習になります。 |
| 親子の時間が増える | 一緒に考えながら書くことで、会話のきっかけが生まれます。 |
いつから子どもに年賀状を書かせるのがいい?
多くの家庭では、ひらがなが書けるようになるころから始めるのがおすすめです。
年齢でいえば、幼稚園の年中~年長さんくらいからがちょうどよいタイミングです。
最初は親がサポートしながら、少しずつ自分で書けるようにしていくとスムーズです。
完璧な文章よりも「自分で書いた」という達成感が大切です。
| 年齢の目安 | 書き方のポイント |
|---|---|
| 3〜5歳 | 絵やシールを中心に、短いあいさつを添える |
| 6〜8歳 | ひらがなで自分の言葉を表現する練習を始める |
| 9歳以上 | 相手に合わせて文章を考えることができるようになる |
年賀状を書く経験は、子どもにとって小さな「ことばの贈り物」になります。
文字と気持ちでつながる新年のあいさつを、親子で楽しんでみましょう。
子どもが書く年賀状の基本構成とマナー

年賀状はただのあいさつではなく、相手への思いやりを形にする大切な手紙です。
この章では、子どもが書くときに知っておくと便利な基本構成とマナーをやさしく紹介します。
賀詞・本文・結び・年号の正しい書き方
年賀状には基本の流れがあります。まず「賀詞(がし)」でお祝いを伝え、次に本文、最後に「結び」の言葉と年号でしめくくります。
子どもでもわかりやすいように、シンプルな構成を意識しましょう。
| 項目 | 内容と例文 |
|---|---|
| 賀詞 | 「あけましておめでとうございます」「ことしもよろしくね」など |
| 本文 | 「うんどうかいがたのしかったです」「またいっしょにあそびたいです」など |
| 結び | 「ことしもなかよくしてね」「ことしもがんばります」など |
| 年号 | 「令和○年 元旦」だけでOK。「一月一日 元旦」は誤りです。 |
ポイントは短く・ていねいに・自分の言葉で書くことです。
ひらがな・言葉づかい・筆記用具の選び方
子どもが書く年賀状では、読みやすさがとても大切です。
特に小学生低学年や幼児の場合は、できるだけひらがなを使いましょう。
また、言葉づかいは「です・ます」調にすると丁寧な印象になります。
| 項目 | おすすめポイント |
|---|---|
| 文字 | ひらがな中心で書く。漢字を使う場合はふりがなを添える。 |
| 言葉づかい | 「ありがとう」「たのしかったです」など丁寧な表現を意識。 |
| 筆記用具 | 黒や青のペンを使うと読みやすく、正式な印象になります。 |
カラーペンを使う場合は2〜3色までにして、派手になりすぎないように注意しましょう。
線の太さが一定だと、見やすくまとまった印象になります。
修正液NG?気をつけたい注意点まとめ
年賀状は相手への気持ちをこめるものなので、できるだけきれいに書きましょう。
間違えた場合は修正液を使わず、新しいハガキに書き直すのがマナーです。
また、名前の部分はとくに丁寧に書くように心がけましょう。
| やってOK | やめておきたいこと |
|---|---|
| 書き直す | 修正液・修正テープを使う |
| 下書きをうすく書く | 鉛筆でそのまま出す |
| 親が添削してサポートする | 代筆してしまう |
完璧よりも「ていねいに書こう」という気持ちがいちばん大切です。
この気持ちが、読む人の心にしっかり伝わります。
相手別・子ども向け年賀状の例文集【フルバージョン付き】
ここでは、子どもが書きやすく、もらった人が思わず笑顔になるような年賀状の例文を紹介します。
短い文と、少し長めの“フルバージョン”の両方を用意したので、お子さんの年齢や目的に合わせて選んでください。
先生に送る年賀状の例文(小学生・幼児別/短文・フル文)
学校や習いごとの先生には、感謝の気持ちと今年の目標を添えるのがポイントです。
| 対象 | 短文例 | フルバージョン例文 |
|---|---|---|
| 小学生 | あけましておめでとうございます。ことしもがんばります。 | あけましておめでとうございます。 いつもやさしくおしえてくださってありがとうございます。 ことしは九九をまちがえないようにがんばります。 ことしもどうぞよろしくおねがいします。 |
| 幼児 | せんせい あけましておめでとうございます。 | せんせい あけましておめでとうございます。 ほいくえんでいっぱいあそんでくれてありがとう。 ことしもいっぱいおはなししたいです。 |
祖父母・親戚に送る年賀状の例文(感謝・近況・気づかい)
祖父母や親戚には、元気にしていることや、会いたい気持ちを伝えるとよい印象になります。
| 対象 | 短文例 | フルバージョン例文 |
|---|---|---|
| 祖父母 | おじいちゃん おばあちゃん あけましておめでとうございます。 | おじいちゃん おばあちゃん あけましておめでとうございます。 このまえいっしょにあそんだのがとてもたのしかったです。 またこんどいっしょにごはんをたべたいです。 ことしもよろしくおねがいします。 |
| 親戚 | あけましておめでとうございます。ことしもなかよくしてください。 | あけましておめでとうございます。 このまえおみやげをもらってうれしかったです。 ことしもあそびにいけるのをたのしみにしています。 |
友達に送る年賀状の例文(シンプル・楽しい系・クラブ仲間向け)
友達には、気軽で明るいメッセージがぴったりです。部活や遊びの話題を入れると親しみやすくなります。
| タイプ | 短文例 | フルバージョン例文 |
|---|---|---|
| シンプル | あけましておめでとう。ことしもよろしくね。 | あけましておめでとう。 いつもいっしょにあそんでくれてありがとう。 ことしもたくさんおしゃべりしようね。 |
| 楽しい系 | またいっしょにあそぼうね。 | あけましておめでとう。 このまえのキャンプすっごくたのしかったね。 ことしもいっぱいあそんで、いい思い出をつくろうね。 |
| クラブ仲間 | ことしもがんばろう! | あけましておめでとうございます。 去年はサッカーのれんしゅうでいっしょにがんばれてうれしかったです。 ことしもれんしゅうがんばって、しあいで勝てるようにしようね。 |
保育園・幼稚園の先生やお友達への年賀状例文(ひらがな中心)
まだ文字を書きはじめたばかりの子には、ひらがなだけでOKです。
絵やシールといっしょに書くと、かわいらしさがより伝わります。
| あて先 | 短文例 | フルバージョン例文 |
|---|---|---|
| せんせい | せんせい あけましておめでとう。 | せんせい あけましておめでとうございます。 ことしもたくさんうたをうたってね。 えをかくのもたのしみにしています。 |
| おともだち | 〇〇ちゃん あけましておめでとう。 | 〇〇ちゃん あけましておめでとう。 ことしもいっしょにすべりだいしようね。 えをいっしょにかけるのをたのしみにしてます。 |
「ありがとう」や「またあそぼうね」の一言で、年賀状がぐっとあたたかくなるので、ぜひ添えてみましょう。
かわいい年賀状デザインとメッセージアイデア
せっかくの年賀状だから、子どもらしさをいかしたかわいいデザインにしたいですよね。
この章では、シールやイラストを使った工夫や、短いひとことメッセージのバリエーションを紹介します。
イラストやスタンプで楽しむデザインの工夫
子どもが書く年賀状では、文字だけでなく絵やスタンプを使うと、より楽しい印象になります。
とくに動物の絵や干支(えと)のキャラクターを描くと、毎年の記念にもなります。
| デザインアイデア | ポイント |
|---|---|
| 干支のイラスト | その年の干支をかわいく描く。丸やハートでアレンジするとやわらかい印象に。 |
| 手形スタンプ | 絵の具で手形を押して動物や花に見立てる。思い出にも残ります。 |
| シールアート | 100円ショップのシールを貼って飾ると、子どもでも簡単に華やかに仕上がります。 |
「自分で作った」感じを大切にすると、手作りのぬくもりが伝わります。
親が少し手を貸しながら、子どものアイデアを活かして仕上げていきましょう。
短いひとことメッセージのバリエーション集
年賀状に添える「ひとこと」は、相手との関係を近づける小さな魔法の言葉です。
短くても、やさしい気持ちがこもっていれば十分です。
| 相手 | ひとことメッセージ例 |
|---|---|
| 先生 | いつもありがとうございます。/ことしもがんばります。 |
| 祖父母 | またあそびにいきたいです。/いつもありがとう。 |
| 友達 | ことしもいっしょにあそぼうね。/えがおの一年にしようね。 |
| 幼稚園・保育園の先生 | いっぱいうたをうたってね。/ことしもよろしくおねがいします。 |
「ありがとう」「たのしかったね」を入れると、読む人の心がほっこりします。
親子で一緒に作るときのポイントとアイデア
親子でいっしょに作る年賀状は、作業そのものが思い出になります。
無理にきれいに書かせるより、「がんばって書いたね」とほめることが大切です。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| テーマを決める | 「ことしの干支」「お正月あそび」などテーマを決めるとまとまりやすい。 |
| 時間を区切る | 集中できる時間を短くして、楽しみながら書く。 |
| 仕上げのひと工夫 | 最後に日付スタンプやマスキングテープで飾ると見た目がアップ。 |
できあがった年賀状は、写真をとってアルバムに残すのもおすすめです。
手書きのぬくもりと親子の時間が重なることで、世界にひとつだけの年賀状になります。
年賀状を出すときのマナーとQ&A
せっかく書いた年賀状も、出すタイミングやマナーを知らないと相手に届くのが遅れてしまうことがあります。
この章では、年賀状を出すときに気をつけたいポイントを、よくある質問形式でまとめました。
元日に届くための投函タイミング
年賀状は、12月15日ごろから郵便局で受付が始まります。
もっとも大切なのは、元日に届くように出すタイミングを意識することです。
12月25日までに投函すれば、多くの地域で元日に届きやすくなります。
| 時期 | 対応 |
|---|---|
| 12月15日〜25日 | ベストタイミング。確実に元日着を狙える。 |
| 12月26日〜28日 | 少し遅れ気味。できるだけ早めに投函。 |
| 12月29日以降 | 元日に届かない可能性が高い。 |
25日をすぎたら「できるだけ早く出す」が基本と覚えておきましょう。
住所が分からないときの対処法
お友達や先生の住所が分からないときは、あわてずに落ち着いて対応しましょう。
直接聞くのがむずかしい場合は、学校や園の先生を通じて確認してもかまいません。
| ケース | 対処法 |
|---|---|
| 友達の住所が分からない | 連絡帳などで確認するか、年明けに手渡す。 |
| 先生の住所が分からない | 園や学校に出す場合は「○○先生宛」として送る。 |
| 親戚の住所が変わった | 電話やメッセージで確認してから投函する。 |
住所が分からないときは、無理に出さず、わかったときに気持ちをこめて渡すのも立派なマナーです。
遅れて出す場合のフォロー文例
年賀状を出しそびれてしまった場合も、あわてる必要はありません。
年明けに出す場合は、ひとこと添えておくと丁寧な印象になります。
| 状況 | フォロー文例 |
|---|---|
| 少し遅れたとき | あけましておめでとうございます。ごあいさつがおそくなってしまいました。 |
| 1月中旬以降に出すとき | 寒中お見まい申し上げます。おそくなりましたが、ことしもよろしくおねがいします。 |
| 手渡しする場合 | おそくなっちゃったけど、ことしもなかよくしてね。 |
遅れたことを素直に伝えることが、いちばん感じのいい対応です。
「思い出して書いた」気持ちは、相手にとってもうれしい贈り物になります。
まとめ|子どもの言葉で伝える年賀状の魅力
ここまで、子どもが書く年賀状の書き方や例文、マナーについて紹介してきました。
最後に、年賀状を書くことで得られる大切な気づきと、親子で楽しむためのヒントをまとめます。
一枚の年賀状が育む“思いやり”と“表現力”
子どもの書く年賀状は、上手に書けているかよりも「気持ちがこもっているか」が大切です。
手書きの文字には、その人らしいぬくもりがあり、読む人の心をやわらかくします。
自分の言葉で感謝やあいさつを伝えることで、思いやりや表現力が自然と育まれます。
| 年賀状で身につく力 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 思いやり | 相手のことを考えて言葉を選ぶ経験ができる。 |
| 表現力 | 自分の気持ちをことばで伝える練習になる。 |
| 礼儀 | 年の初めにあいさつを交わす習慣が身につく。 |
年賀状は「思いやりのレッスン」そのものといえます。
小さな一枚のハガキから、子どものやさしさが広がっていくのです。
年の初めに親子で楽しむ年賀状習慣のすすめ
年賀状を書く時間は、親子で一緒にゆっくり過ごす特別な時間になります。
親が「どんな言葉を伝えたい?」と声をかけるだけでも、子どもは考える力を育てられます。
| 親子で楽しむコツ | ヒント |
|---|---|
| テーマを決める | 「ことしの目標」や「うれしかったこと」など話しながら決める。 |
| ほめる | 上手・下手ではなく、「自分で書けたね」と努力を認める。 |
| 飾って楽しむ | 送る前に家で飾って、家族みんなで楽しむのもおすすめ。 |
書くことは“伝えること”、そして“つながること”です。
一年のはじまりに、子どもの気持ちを言葉にして届ける年賀状を、ぜひ親子で楽しんでみてください。
その一枚が、きっと新しい一年の思い出になります。


