ぬか漬けを始めたものの、
気がつけば手入れが続かず…
糠床が放置されたまま…。
そんな経験、ありませんか?
「もう使えなさそう」
「でも捨て方がよくわからない」
そんな声をよく聞きます。
この記事では、糠床を処分したい時の捨て方を
わかりやすくお伝えしていきます。
糠床ってそもそも何でできてる?
まずは基本から。
糠床の主な材料は以下の通りです。
材料 | 特徴 |
---|---|
米ぬか | 野菜の保存床となる主成分 |
塩 | 保存と風味の要 |
水 | 全体の調整に使用 |
昆布・唐辛子など | 香り付け・調整役 |
つまり「自然素材のかたまり」なので、
基本的には家庭ごみとして処分できます。
一般的な糠床の捨て方は?
糠床を捨てる方法は、
大きく分けて以下の2通りがあります。
・可燃ごみとして袋に入れて捨てる
・庭やプランターに土と混ぜて処分する
それぞれの方法に
ちょっとしたコツや注意点があります。
次のパートでは、
具体的な手順とポイントを詳しく見ていきましょう!
可燃ごみとして捨てる方法
一番手軽なのが
「可燃ごみ」として捨てる方法。
糠床は基本的に
家庭用の一般ごみとして処分できます🗑
ただし、次のようなポイントを
押さえておくとより安心です。
① 水分が多い場合は、新聞紙などで吸収
② ビニール袋に入れ、2重にして密封
③ ゴミの日の朝に出す(ニオイ防止)
④ 地域のルールに従って分別する
ニオイが気になる場合は、
捨てる前に冷凍しておくのも一つの手です。
特に夏場などは、
腐敗や虫の発生が気になりますよね。
そんな時こそ、事前準備で安心です。
土に混ぜて処分する方法
もうひとつの方法が
「土に返す」という選択。
自然素材でできた糠床は、
分解が進めば土とよくなじみます。
ご自宅に庭やプランターがある場合は、
環境にもやさしい方法ですね🌱
① 糠床をスコップでよくほぐす
② 土に浅く混ぜ込む(腐敗臭対策)
③ 表面に新しい土をかぶせる
④ 数日ごとに軽く混ぜて空気を入れる
発酵が進んでいる糠床は
ややニオイが出やすいので、
土としっかり混ぜ込むのがコツです。
また、プランターの場合は、
すぐに野菜や花を植えず、
しばらく「寝かせる」期間をとるのが◎。
カビが生えていたらどうする?
「捨てようと見てみたら
白や青のカビが…!」
というケースもあるかもしれません。
そんな時でも慌てず、
カビ部分はビニールに包んで密閉すればOK。
全体に広がっていても、
水分を含ませてしっかり密封し、
一般ごみとして処分できます。
ただし、カビ部分は念のため
新聞紙などで二重に包んでから袋へ。
清掃員さんへの気遣いにもつながりますね。
捨てる前に再利用できる?
「まだちょっともったいない…」
「少しでも活かせないかな?」
と思うこともありますよね。
そんなときは、
再利用のアイデアを検討してみても◎
・野菜くずを入れて数日寝かせる「熟成土」作り
・不要なぬか床でお掃除用の「ぬか袋」作り
・乾かして脱臭材やコンポスト代わりに
例えばぬか袋は、
布に糠床を包んで床や家具を磨く昔ながらの知恵。
意外とスベスベになって、
気持ちもスッキリしますよ!
捨てるのは悪いことじゃない
ぬか漬けに挑戦したけど、
「どうしても続かなかった…」
そんな気持ちになることもあるかもしれません。
でも、それって全然悪いことじゃありません。
発酵系は手間もかかりますし、
ライフスタイルの変化や気温などで
続けるのが難しい時期もあります。
無理に維持するより、
いったんリセットすることも大切です。
またやりたくなったときに、
新しい気持ちで始めればいいんです。
あとがき
ぬか床を手放すときは、
ちょっとだけさみしさを感じるかもしれません。
でも、その糠床があったからこそ、
ぬか漬けを体験できたのも事実。
「おいしかったね」
そんな気持ちでお別れできたら、
きっと次のスタートも気持ちよく切れます。
この記事が、
あなたの「さよなら糠床」の
やさしい手助けになったらうれしいです🌿