世界で一番早く日付が変わる国は?実はあの小さな国だった!

世界でいちばん早く
日付が変わる場所って知っていますか?

「地球って同じ時間じゃないの?」
そう思っていた方も、
タイムゾーンについて知ると
ちょっと面白く感じるかもしれません。

特に注目したいのが、
「新年をいち早く迎える国」です。

その答えは──
キリバス共和国にあります。

UTC+14という最速タイムゾーン

地球上で最も早く
「今日」を迎えるタイムゾーンは、
UTC+14です。

この時間帯を使っているのは
太平洋に浮かぶ国・キリバスの一部、
ライン諸島と呼ばれる地域です。

つまり、この地域では
世界で最初に朝が来て、
世界で一番に日付が変わります。

なぜそんなことが? キリバスの決断

この特殊なタイムゾーンは、
自然に決まったわけではありません。

実は1995年、キリバス政府が
日付変更線をまたぐ不便さを解消するために、
時間帯を変更したのです。

その結果、国全体で日付を揃えることができ、
観光面でも「世界一早く日付が変わる国」という
ユニークな地位を手に入れました。

そして、新年を祝う旅行者やメディアが
その地に集まるようになったのです。

まさに戦略的な時間操作ですね。

 

UTC+14を使うのはキリバスだけ?

実は、現在このUTC+14
常時使っている国はキリバスだけです。

かつてサモアなどが夏時間で+14を使ったこともありますが、
今では元の時間帯に戻しています。

つまり、キリバスが
「唯一の世界最速タイムゾーン国家」なのです。

一番早く新年を迎える島は?

キリバスの中でも、
世界で最も早く新年の朝を迎えるのは
キリティマティ島(クリスマス島)です。

この島の一部の村──たとえば
LondonやTabwakeaなどでは、
地球で最初にカウントダウンが行われます。

また、Caroline島(現在はMillennium Island)も、
2000年のミレニアムでは
「世界最初の夜明け地」として知られました。

なぜ他国は採用しないの?

ではなぜ他の国は
UTC+14を使わないのでしょうか?

その理由はとても現実的です。

● 隣国とのビジネスや通信の不一致
● 平日・休日感覚のズレ
● 移動時の混乱 など

メリットよりもデメリットが目立つため、
他国は採用していないのです。

まとめ

世界で最も早く時間が進む場所、
それは小さな島国・キリバス。

その時間の先にあるのは、
観光、話題性、国家のブランディングです。

地球の東の果てで、新しい日が始まる──
そんなロマンが詰まった未来の時間

もしあなたが「地球で一番早く新年を迎えたい」と思ったら、
ぜひキリティマティ島の夜明けを見に行ってみてください🌅

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