毎年のように発生する台風🌪️
天気予報を見ていると
「台風は反時計回りに回って北東へ進みます」
という言葉をよく聞きますよね。
でも…
「なぜ台風は左回りなの?」
「右側のほうが風が強いってホント?」
こんな疑問を感じたことはありませんか?
今回は、台風の進む向きや
風の強さの違いについて、わかりやすく解説します!
台風はなぜ左回り?
台風が左回り(反時計回り)で回転する理由は
地球の自転による「コリオリの力(転向力)」という物理現象のためです。
コリオリの力とは?
地球は西から東へ自転しています🌏
そのため、空気や水の流れが直進しようとしても
進行方向が少しずつ曲げられてしまいます。
これを「コリオリの力」と呼びます。
北半球では反時計回り(左回り)
南半球では時計回り(右回り)
つまり、日本に来る台風は
北半球にあるので反時計回りになるのです。
台風はなぜ北東に進むの?
台風は熱帯の海上で発生し、
最初は西へとゆっくり進みます。
ですが、しばらくすると
「偏西風(へんせいふう)」の影響を受けて
進路を北や北東に変えていきます。
偏西風とは?
偏西風とは、
上空を西から東へ吹く強い風の流れのこと。
この風が日本の上空を通っていて、
台風の動きに大きく影響するのです。
だから、台風は最終的に
日本列島に近づくと北東方向に進むというわけですね。
台風の右側と左側で強さが違う?
天気予報などで
「台風の右側の方が風が強い」
と聞いたことはありませんか?
これは実際に正しい情報です⚠️
進行方向の右側は「危険半円」
台風は自ら回転しながら移動しています。
そしてその進行方向に向かって
自分の移動速度が風の強さに加わるため、
進行方向の右側は風がさらに強くなるのです。
この右側は「危険半円」と呼ばれ、
暴風や突風が発生しやすいゾーンになります。
左側は「可航半円」と呼ばれる
一方で、台風の左側は
進行方向と回転の風が反対方向になるため
比較的風が弱いとされています。
とはいえ、雨量は多く
油断は禁物です。
・台風の右側は風が強く、被害も出やすい
・特に海沿いや高所は要注意!
・進路の右側に住んでいる場合は、早めの対策を
あとがき
台風が反時計回りに回るのも、
北東へ向かって進むのも、
すべて地球の仕組みによる自然の動きなんですね🌍
そして、台風の右と左では
風の強さや危険度も変わってくるというのは
意外と知られていないポイントです。
天気予報を見るときは、
「自分の地域が台風のどちら側にあるのか」も意識して
より正確な情報をもとに、早めの備えをしておきましょう!