小学校入学の年賀状文例集！親も先生も喜ぶ丁寧で心温まる書き方

お子さんの小学校入学を報告する年賀状は、家族の喜びを伝える特別な一枚です。

「どんな文面にすればいい？」「先生や親戚にはどう書く？」と悩む方も多いですよね。

この記事では、年賀状で小学校入学を伝えるときの基本マナーから、すぐに使える文例・書き方のポイントまでをわかりやすく紹介します。

入学前・入学後の違いや、お礼を兼ねた例文も豊富に掲載。

これを読めば、誰に送っても失礼のない、心温まる年賀状をスムーズに作成できます。

小学校入学を伝える年賀状の基本マナー

お子さんの小学校入学は、家族にとって大きな節目です。

年賀状でその喜びを伝えるときは、マナーと温かみの両方を意識することが大切です。

この章では、誰に・どんな内容で・どんなタイミングで送るのが良いかをわかりやすく整理します。

どんな相手に送るのがふさわしい？

まず考えたいのは、入学報告をどんな方に伝えるかという点です。

基本的には、日頃お世話になっている親戚や友人、保育園・幼稚園の先生など、子どもの成長を見守ってくれた人に送るのが自然です。

また、転居などで会う機会が減った方にも、近況を知らせる良いきっかけになります。

「誰に伝えたいか」を意識して選ぶことで、心のこもった年賀状になります。

送る相手	ポイント
親戚	家族写真を添えると近況が伝わりやすい
友人	カジュアルな言葉で、成長を喜ぶトーンに
先生	感謝の言葉を忘れずに丁寧な表現を

入学報告と新年の挨拶のバランスの取り方

年賀状の目的は新年の挨拶です。

そのため、入学報告だけを中心にせず、必ず「新年のご挨拶」を先に書きましょう。

その後に入学の報告を添える流れが自然で好印象です。

たとえば次のような順番がおすすめです。

構成	内容例
①賀詞	あけましておめでとうございます
②挨拶文	旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
③近況報告	長男〇〇がこの春小学校に入学いたします。
④結び	皆さまにとって良い一年になりますようお祈り申し上げます。

入学の話題を中心にしすぎると、年賀状本来の挨拶文としては不自然になります。

「新年のご挨拶＋入学報告＋感謝の言葉」という3点構成を意識しましょう。

時期によって変わる「入学前・入学後」の書き方の違い

入学前と入学後では、伝え方を少し変えるのがマナーです。

まだ入学していない年賀状シーズン（1〜3月）は「入学予定」、入学後の翌年なら「入学しました」と報告します。

タイミング	使う表現
入学前（1〜3月）	「この春、小学校に入学いたします」
入学後（翌年以降）	「昨春、無事に小学校へ入学いたしました」

どちらの場合も、相手に伝わりやすく、丁寧で前向きな言葉を選ぶことが大切です。

時期に合わせて書き分けることで、年賀状の印象がぐっと良くなります。

年賀状に入れる内容と書き方のポイント

小学校入学を伝える年賀状では、「伝える内容」と「言葉の選び方」がとても重要です。

お子さんの成長を喜びつつも、年賀状らしい上品さと温かみを意識して書きましょう。

ここでは、入学報告に盛り込むべき内容や表現のコツを具体的にご紹介します。

入学報告で伝えるべき3つの要素

年賀状に入学報告を書くときは、次の3つを入れるとバランスが良くなります。

要素	内容の例
① お子さんの入学情報	「長男〇〇がこの春、小学校に入学いたします」など
② 家族の近況	「新しい生活を家族で楽しみにしています」など
③ 感謝と挨拶	「日ごろのご厚情に感謝申し上げます」「本年もよろしくお願いいたします」など

この3つを押さえると、形式的になりすぎず、読む人に温かい印象を与えられます。

「入学報告」よりも「成長の喜びを共有する」つもりで書くのがポイントです。

文面を考える前に押さえたい注意点

年賀状は「お祝い」や「報告」を伝える場でもありますが、相手との関係性に応じて言葉づかいを変えることが大切です。

特に目上の方には、感謝の言葉を丁寧に書くようにしましょう。

相手	文面のトーン	注意点
祖父母や親戚	やわらかく親しみのある言葉	「おかげさまで」など感謝を添える
先生や上司	丁寧で格式ある言葉	「謹んで」「心より」などを使う
友人や同級生	自然でカジュアルな表現	絵文字や略語は避けると上品に

注意： お子さんの写真を載せる場合、背景や服装にも配慮を。

清潔感のある写真を選ぶと印象がよくなります。

写真・デザイン・言葉遣いのマナー

入学をテーマにした年賀状は、デザイン選びでも気持ちが伝わります。

春らしい明るい色合いや、桜・ランドセルなどのモチーフを取り入れると華やかです。

項目	おすすめの工夫
写真	ランドセル姿や家族写真を中心に
デザイン	春の花や明るい背景で季節感を演出
言葉遣い	「昨年」「本年」など正しい表現を心がける

NG例： 「去年」「迎春」などは目上の方への年賀状には避けましょう。

写真・言葉・色合いの3つを整えることで、印象に残る上品な年賀状になります。

すぐに使える！入学報告の年賀状例文集

この章では、実際に使える「小学校入学を伝える年賀状」の文例をたっぷり紹介します。

シーン別に分けているので、そのまま使っても、少しアレンジしても大丈夫です。

まずは基本の構成を押さえておきましょう。

基本構成	内容例
① 賀詞	あけましておめでとうございます
② 挨拶文	旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
③ 入学報告	長男〇〇がこの春、小学校に入学いたします。
④ 感謝・結び	皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

この4つを組み合わせれば、どんな相手にも失礼のない入学報告が書けます。

入学を終えた報告に使える例文

入学後の年賀状では、近況を交えた明るい報告が喜ばれます。

文例
あけましておめでとうございます。 昨春、長男〇〇が無事に小学校に入学いたしました。 毎日元気に通学し、楽しく学校生活を送っております。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。 昨年4月、娘〇〇が新一年生になりました。 少しずつできることが増え、親としてもうれしい限りです。 皆さまにとって良い一年になりますようお祈り申し上げます。

ポイント： 「昨春」「昨年4月」など、時期を明確に入れると読みやすくなります。

これから入学予定の場合の例文

入学前の報告では、「期待」や「準備」の気持ちを込めると自然です。

文例
あけましておめでとうございます。 この春、長女〇〇が小学校に入学いたします。 新しい生活に胸をふくらませております。 本年も変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
新年おめでとうございます。 今年4月、長男〇〇が小学校に入学いたします。 家族そろって新たなスタートを楽しみにしております。 皆さまにとって素晴らしい一年となりますようお祈り申し上げます。

「入学いたします」という丁寧な表現を使うと、フォーマルな印象になります。

入学祝いのお礼を兼ねる例文

お祝いをいただいた方へのお礼を年賀状で伝える場合、感謝の言葉を丁寧に添えるのが基本です。

文例
謹んで新春のお慶びを申し上げます。 長男〇〇の入学に際し、あたたかいお祝いをありがとうございました。 おかげさまで元気に楽しく学校生活を送っております。 本年も変わらぬお付き合いをお願いいたします。
あけましておめでとうございます。 入学祝いをいただき、心よりお礼申し上げます。 おかげさまで娘〇〇も新しい学校に慣れ、毎日笑顔で過ごしております。 皆さまのご多幸をお祈り申し上げます。

注意： 金銭的な表現（例：お祝い金など）には触れず、「お気持ちに感謝しています」といった表現にとどめましょう。

お礼＋報告の形式にすることで、丁寧で気持ちの伝わる年賀状になります。

先生や学校関係者に送るときの注意点

先生や学校関係者に年賀状を送るときは、家庭や友人向けとは少し違う気配りが必要です。

特に学校ごとに方針が異なるため、事前に確認してから送るのが安心です。

この章では、送る際のマナーや文例を具体的に紹介します。

送ってよい場合・避けたほうがよい場合

まず大切なのは、学校や先生の方針を尊重することです。

最近では「個人的なやり取りは控えるように」と指導している学校も増えています。

状況	対応の目安
個人的な送付が禁止されていない場合	感謝を込めた丁寧な文面で送ってOK
学校全体で送付を控えるよう案内がある場合	無理に送らず、別の機会にお礼を伝える
先生が転勤・退職された場合	お世話になったお礼を含めた内容で送る

迷ったら「控える」が基本。

無理に送らなくても、感謝の気持ちは十分伝えられます。

先生宛ての正しい書き方と文例

先生宛ての年賀状は、一般的な年賀状よりも丁寧な言葉づかいが求められます。

「先生」や「ご指導」などの敬語を正しく使い、入学報告と感謝の言葉を組み合わせましょう。

文例
謹んで新春のお慶びを申し上げます。 旧年中はたいへんお世話になりました。 長男〇〇が無事に小学校へ入学し、毎日楽しく通っております。 先生のご指導に心より感謝申し上げます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年おめでとうございます。 〇〇が小学校入学を迎え、笑顔で学校生活を送っております。 保育園（または幼稚園）でのご指導に深く感謝申し上げます。 先生のご健康とご多幸をお祈りいたします。

注意： 先生個人の住所を知らない場合、学校宛てに送るとよいですが、宛名は「〇〇先生」と明確に書きましょう。

返事がないときの考え方

先生方は多くの生徒から年賀状を受け取るため、返事を書けないこともあります。

返事がなくても心配せず、「忙しい時期だから」と考えるのが大切です。

対応のポイント	理由
返事がなくても気にしない	業務上返信できないケースが多い
お礼を伝える目的で送る	受け取った側が喜ぶ内容になる

先生への年賀状は「返信を期待せず、感謝を伝えるもの」として書くのがマナーです。

お子さん本人が書く場合のポイント

小学生になったお子さんが自分で年賀状を書くのは、とても良い経験になります。

文字を書く練習にもなり、相手への感謝の気持ちを学ぶきっかけにもなります。

ここでは、子どもが書く場合の基本構成と、簡単に使える文例を紹介します。

子ども向けの基本構成と書き方

お子さんが年賀状を書くときは、短くても気持ちが伝わる内容を心がけましょう。

難しい言葉や長文は避け、わかりやすく楽しい文面にすると◎です。

構成	内容例
① あいさつ	あけましておめでとうございます
② 近況	このはるからしょうがっこうにいきます
③ ひとこと	べんきょうをがんばります
④ けつごう	ことしもよろしくおねがいします

子どもらしい素直な言葉で書くことが、いちばん心に残ります。

子どもが書いてもOKな文例集

ひらがな中心で書ける、やさしい年賀状の例文をいくつかご紹介します。

文例
あけましておめでとうございます。 このはるからしょうがっこうにいきます。 たのしみにしています。 ことしもよろしくおねがいします。
あけましておめでとうございます。 しょうがっこうでたくさんおともだちをつくりたいです。 たのしい1ねんにしたいです。
あけましておめでとうございます。 べんきょうをがんばります。 またあそんでください。

ポイント： 小学生のうちは、誤字や文字の大きさを気にしすぎなくても大丈夫です。

むしろ手書きの温かみが伝わりやすいので、伸び伸びと書かせましょう。

親がフォローすべきマナーと注意点

お子さんが書く年賀状では、親のフォローも大切です。

書き出しの位置や宛名、日付などをサポートしてあげると安心です。

フォローポイント	説明
レイアウト	文字が偏らないように下書き線を引くと書きやすい
筆記具	濃い黒のペンまたは筆ペンを使用する
誤字訂正	修正液を使わず、新しいはがきに書き直す

親子で一緒に書くことで、思い出にも残る素敵な年賀状になります。

まとめ｜年賀状で入学の喜びを心温かく伝えよう

お子さんの小学校入学を報告する年賀状は、家族の新しいスタートを伝える素敵な機会です。

これまでお世話になった人たちに感謝を伝えながら、成長の喜びを共有できるメッセージに仕上げましょう。

ポイントを整理すると次の通りです。

チェックポイント	内容
誰に送るか	親戚・友人・先生など、感謝を伝えたい相手に
伝える内容	「入学報告」「感謝」「新年のあいさつ」をバランスよく
表現の工夫	相手に合わせて、フォーマル・カジュアルを使い分ける
写真・デザイン	春らしく明るい色で、家族の温かさを伝える

また、入学前後や相手の立場によって、言葉を少し変えるだけで印象が大きく変わります。

本文では、丁寧さと素直な気持ちのバランスを意識するのがポイントです。

注意： 年賀状はあくまで新年のあいさつ状です。

入学報告をしつつも、主役は「新年のご挨拶」であることを忘れないようにしましょう。

心のこもった言葉と温かい写真で、お子さんの新しい門出をやさしく伝える。

それが、見る人の心を明るくする年賀状づくりのいちばんの秘訣です。